世田谷区議会 2020-11-12 令和 2年 11月 地方分権・本庁舎整備対策等特別委員会-11月12日-01号
その上で、やはり前川建築を残したいという方がこの区内の中で一定数いらっしゃるということも分かっておりましたので、我々の会派としては、例えばここはここで別用途で、ここの持っている機能を生かしながら別用途で活用できないかと。庁舎は、例えばその当時、都有地が梅丘に出てきたからそこで整備をするのはどうかというようなことも求めてきましたけれども、結果的にそうはならなかった。
その上で、やはり前川建築を残したいという方がこの区内の中で一定数いらっしゃるということも分かっておりましたので、我々の会派としては、例えばここはここで別用途で、ここの持っている機能を生かしながら別用途で活用できないかと。庁舎は、例えばその当時、都有地が梅丘に出てきたからそこで整備をするのはどうかというようなことも求めてきましたけれども、結果的にそうはならなかった。
あるいは最近では東京藝術大学の赤煉瓦、1、2号館というんですか、あれも観光スポットになるぐらい多くの方が訪れているということになっていますし、国立西洋美術館の目の前にある東京文化会館、前川建築、上野の山だけ上げても、本当にいろいろな近代建築がありますので、そういったその横展開というんですか、単体としての国立西洋美術館だけに注目を集めるのではなくて、区内にはいろいろなその価値のある近代建築があるんだよということ
実はこの庁舎の建てかえに関しても、いろいろとここまで来る間に、保坂区長とも、僕はどっちかというとばりばりの全面改築派だったんですけれども、保坂区長はやはり前川建築というんですか、その歴史を重んじて一部保存していくんだというようなところで、今回こういう形で落ちついてきたわけです。
前川建築の意匠の一つとして、佐藤総合設計により、レプリカとして区民会館前のロビーの壁に再現すると計画されています。 しかし、再現されたレプリカが新しく本庁舎を訪れる区民のどれほどの人たちにいいものを残したとなるのか疑問です。現庁舎の建築物としての価値やアート自体は否定しませんが、今あるレリーフとは、素材も空間も形状も異なる形で復元しても、もはや別物です。
◆あべ力也 委員 いろいろ今まで提案してきているものも、やっていただいているものもありますけれども、ざっと考えただけでも、庁舎の問題だったら、前川建築を保存しろというようなことは、ランニングじゃなくて、イニシャルで済む話がこのクラウドファンディングには一番向いているわけですから、ぜひもっといろんな提案を受け入れて、赤字を縮小するというようなことを第一に考えていただいて、今後の政策を進めていただきたいと
何を言っているんだ、費用だけの問題ではなく、前川建築の文化財産価値があるんだとの声も無論、もちろん承知しております。他の自治体での前川建築の保存も会派視察で勉強させていただきました。果たして現在の本庁舎が本当に残すべき貴重な文化財産なのか。
本庁舎整備について言えば、前川建築保存を本当に、本当に保坂区長が考えれば、全面保存の可能性もあったはずです。最初から全面保存の可能性を考えていたなら、現庁舎の位置での新庁舎建設は非常に困難であったことは、簡単にシミュレートしてみればわかったはずです。
それから、今回の意見で、空間的特質に対する意見が多かったというふうに思いますけれども、そもそも空間特質を継承するというのは、前川建築を保存するのか、全部建てかえるのかという相当な議論が行われてきたと思うんですね。
そして、裏面にございますが、裏面の上から三つ目の四角のところでございますが、新旧の建物の調和、空間特質の継承についてでは、前川建築の空間特質の継承、創造がわかるような形で進めてほしい。基本構想には空間特質の継承が記されており、ケヤキ、ピロティー、広場のあり方が大切である。
災害に強い二十一世紀型の区庁舎建設と文化遺産である前川建築の特徴の継承、保存という二つの大きな課題、さらに、現地で業務継続しながらの工事などの条件は、区民委員も参加した検討委員会の議論を経てつくられた本庁舎等整備基本構想に基づくものです。検討委員会からは、区民参加について、本庁舎等の整備のプロセスそのものが区民の参加と協働によるものとすることが提言されています。
また、地域行政制度の中の本庁舎の位置づけを改めて示して、現庁舎と中庭が区民の憩いと交流の場となってきたことなど、前川建築の設計思想などを評価し、区民自治と協働と交流を育んできた空間特質を継承するとしました。基本構想素案が将来にわたっても区民自治、区民参加を進める姿勢が見られます。 また、区民参加についても公募区民と専門家二十人による検討委員会を設置して議論を行ってきました。
私は区長の今回の答弁だったかな、所信表明だったかな、やはりその近代建築、台東区内の建築物全般に光を当てて、国立西洋美術館だけではなく、目の前にある前川建築、東京都美術館もそうですね。
熊本の災害があったときなんかは、皆さん、やっぱり庁舎は早く安全なものをつくらなきゃいけないんじゃないかと思われた方も多いかと思いますし、また、今度、コルビュジェの美術館が世界遺産になったということになると、この前川建築のほうもやっぱりすばらしい建物だと、また新たに見直すようなこともあったかと思うんですよ。
六月四日の委員会では、検討素材の基本理念に掲げられた区民自治と協働・交流、それにより区政を推進するという拠点、この前川建築のコンセプト継承だけでなく、具体的な形での保存、継承も含め、今後、設計者の革新的な提案を引き出せるような条件整理をという趣旨の発言もあり、どのような報告になるのか大いに期待しています。
後から減額修正をかけることも可能であるならば、原案を通すほうを選択することとし、修正案には反対する」、生活者ネットワークより「文化的評価の高い前川建築を大切に使い、無駄な建てかえは避けるべきだとこれまで主張してきた。予算案の説明では、本庁舎整備に向け、区民や専門家が公開の場で合意形成を図り、基本構想を作成することとしている。
大庭委員からの五階建ての第一庁舎を四階にするのは前川建築を損壊することにならないのかという質問の御趣旨に対し、東京文化会館もそうですけれども、一層下に落とすとお答えをいたしましたが、正しくは神奈川県立青少年センターでありました。 以上おわびをし、訂正をさせていただきます。 ○山内彰 委員長 以上で区長の発言は終わりました。 私からも一言申し上げます。
それが許されるのであれば、私も検討委員会の会場に行って、休憩時間に一部改築がいかにコストや工期がかかって面倒くさいかということを毎回プレゼンしたいと思うくらいなんですけれども、それは置いておいて、あとは景観や前川建築へのこだわりについて、私の気持ちに大きな変化はないという答弁がありましたけれども、これもさきの一度立ちどまってという、何を考え直したのかと思ったら、ただ一時停止をして、思考停止に陥っているだけだということがよくわかりました
それは前川建築を残すことになりますか。五階建てのものを一回こっちの事情で切っちゃいました、それで前川建築を保存したということになりますか。前川建築を損壊したことになりませんか。どうですか、区長。これは両方とも、全部四階でしょう。 ◎保坂 区長 さまざまな近代建築の保存の中で、その減築なり、東京文化会館もそうですけれども、一層下に落とすと、さまざまな手法がございます。
◆大庭正明 委員 区長はしゃべらないからいいですけれども、区長は、着想の原点として、まず中庭を囲む前川建築の代表的な建築物を残したいというようなことでそもそも始まったんだろうと僕は思うんですね。その着想自体は別に否定するものではありません。我々もできるものであれば、区民の税金を多く使わないことであれば、前川建築を維持する、保存するというのは可能であれば十分だと思うんです。
実は前川建築事務所が第一庁舎をつくった直後に写した古い白黒の写真があります。これがその当時の写真です。実は前川建築事務所では、当然ケヤキと建物を見せる。それから下のほうは灌木にしろと。灌木、低木ですね、要するにそのコントラストで景観をつくりなさいというふうな形でつくってあるんです。それがいつの間にか、このみどりの方向が横から見るとこうなっています。